「ご挨拶」

 

2020年(令和2年)1月4日(最終更新2024年10月5日)

寺田 誠一(公認会計士・税理士)

 

 

 公認会計士・税理士の寺田誠一と申します。古希を過ぎましたが、これまで歩んで来られたのは、ご縁のあった多くの方々のおかげであると改めて感謝の思いでいっぱいです。そこで、今まで出会った人々・世の中・社会への恩返しとして、何かできないだろうかと考えました。

 

 私は、監査法人勤務(上場企業の監査)および経理専門学校講師(公認会計士試験・税理士試験「財務諸表論」の受験指導)の後、独立して、会計事務所(中小企業・学校法人・公益法人・NPO法人・協同組合などの会計・税務・監査)を営んできました。その間、本や雑誌に、会計に関する原稿も書いて参りました(税務研究会、中央経済社、東洋経済新報社に御礼申し上げます。)。

 

 それで、それらの原稿を再構成・アップデートし、また新しい原稿を加えて、ウェブサイト(ホームページ)で公開しようと思いました。原稿は、「中小企業等の会計実務(税務を含む)」が中心です。①オリジナルな構想・説明方法・まとめ方、②やさしい表現の文章、③理解を助ける設例と仕訳、④工夫した図表、⑤箇条書きの多用などを心がけました。

 

 原稿を書いていると、大学時代お世話になった会計学の先生方(故人)の学恩が懐かしく思い出されます。ゼミナールの恩師であった重厚謹厳な森田哲彌教授からは、原稿には、小さなことでもよいので、何らかの新しいことsomething newがなければならないという教えを受けました。また、軽妙洒脱な中村忠教授からは、センテンスは短く、誰もが理解できるわかりやすい文章を書くべきであるということを学びました。

 

 このウェブサイトは、温厚誠実な福岡敏郎税理士(森田哲彌教授ゼミの同期)に校閲をお願いしました。半世紀以上にわたる変わらぬ友情に感謝いたします。

 

 また、このウェブサイトは、随時、加筆修正を行っています。会計の学習者・受験生・実務家・研究者、職業会計人、金融機関などに、少しでもお役に立てば、とてもうれしく思います。

 

 

(付記)

 会計・税務とは関係ないのですが、年をとると若い人々に言っておきたいことが出てきます。そのようなことを付録として記しました。たとえば、将来、孫が大きくなったとき、「じいじ」はこんなことを考えていたんだと思ってくれたら、とても愉快です。